インターン(シップ)は、自治体や機関が主催するもので、学生が職場体験できる制度です。日本では新しい制度ですが、急速に普及しています。
これを読んでいるみなさんは、『公務員としてコレをしてみたい!』と具体的なビジョンをお持ちでしょうか?『(なんとなく)公務員になりたい』という漠然とした思いを持っている学生の方が多く、志望動機は抽象的になりがちです。(抽象的な志望動機はNG)。
インターンは、就職する前に職場を知るまたとないチャンス!なるべく参加して、未来の職場の雰囲気を知ることをおススメします。志望動機がカラフルになると、ライバルに差をつけられるかも?!
勇気を出して、Let's challenge!
1、インターンのメリット・デメリット
メリット
①就職前に生の現場を知ることができる
②就活で売り込むネタになる
①就職前に『生の現場を知ることができる』。
公務員の世界が実際にどう動いているのか、自分の目で見る貴重な機会です。仕事への知識が深まり、今の自分に何が足りないのかを知ることもできるでしょう。現役公務員と知り合うことで、インターネットなどからでは得られないような生きた話を聞くこともできることも。
②『就活で売り込むネタになる』。
インターンに参加したい学生が多いのが現状。でも募集人数自体は多くなく、希望者全員が参加できるわけではありません。選考・抽選が行われるため、参加申し込み書の記入・面接などの準備が必要になります。
インターンに参加したということは、選考準備をみっちり行ったということ。仕事に対する情熱・積極性があるという印象を本選考時に与えることができますね。
デメリット
① 学校の出席日数が足りなくなるかも
② 時間を拘束される
③ 交通費・滞在費がかかる
①『出席日数が足りなくなるかも』。
インターンの開催時期はまちまち。大学の長期休暇以外の平日に開催される場合、授業を休まなければならなくなりますね。大学側もインターン参加には理解があるとは思いますが、欠席に関しては事前に相談をしておいた方がベターです。
②『時間を拘束される』。
中には合宿をするというものもあるようです。期間中はその活動に専念することになるので、他のインターンへの参加は難しいですね。
③『交通費・滞在費がかかる』。
遠方から参加する学生の場合、これらの出費は不可欠。インターンでは報酬は得られませんから、長期参加になればなるほど出費がかさんでしまいます。就活貧乏という言葉が聞こえてきそうです…。
デメリットを強いてあげるなら、こんなところでしょうか。
就活貧乏という言葉を聞くことがありますが、お金がかかるのが難点ですね。ただ、この出費よりもリターンが大きいと考えれば、安いものかもしれません。
では、逆に、インターンに参加しないことは本選考時に不利になるのでしょうか?
参加人数は限られていますし、インターン終了後にそこを志望しようと思い立つ場合もあるでしょう。参加はあくまで加点事由になると考えましょう。
2、何をするの?どうやって申し込むの?
インターンの開催期間により、内容はさまざま。
① 代表的な例をご紹介。
期間の区分 |
日数 |
内容 |
短期 |
1~3日 |
業務の補助 |
中期 |
5日 |
|
長期 |
1~3週間 |
(例)
・イベント運営従事(事務職):会場設営、イベント従事、職員と共に関係先を訪問
・企画立案(事務職):中心地を活性化するための企画立案
・救助訓練の補助(消防職)
・測量、簡単な設計業務(土木職)
・保育業務(保育士職)
・乳幼児健診の補助業務(保健師職)
② インターンの申し込み
インターンの開催に関するお知らせは、その自治体・機関のHPに載ることが多いようです。大手就職サイトに告知が出ることも。また、学校を通じて申し込みをすることもあるようです。
インターンの告知がないときは、諦めるしかないのでしょうか?そのようなことはありません!自治体に自分からコンタクトを取り、聞いてみましょう。もしかしたら、特別に受け入れてもらえるかもしれませんよ。積極的な行動により、道が開けるかも?
3、インターンを開催している自治体・機関
国、都道府県、市役所、その他の公共機関という様々なところがインターンを開催しています。期間、職種もバラエティーに富んでいます。
開催時期は、一般的に5~7月に募集をかけ、7~9月に実施するところが多いようです。
『いくつかの自治体の期間がかぶっていて困ったぁぁぁ!』なんていう嬉しい悲鳴が聞こえてきそうです。
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