どんな仕事がしたい?⑤ <より体力が必要な仕事編>
公務員になってみたいな。でも、公務員にはどんな仕事があるんだろ?
そんな風に思う方は多いのではないでしょうか?
そして、自分にはどのような仕事が向いているのか?というのも仕事選びのテーマですね。自分の興味ある分野から公務員の職種を探してみましょう。今回のテーマは、一般的な仕事よりも体力が必要な仕事編です。
1.警察官 (地方公務員)
住民の暮らしの安全を守るのが警察官の仕事。犯罪捜査や、防犯や交通安全の指導をすることもあります。
時には暴れる被疑者を制圧しなければならない場面にでくわすこともあるので、警察官には身体能力の高さが求められます。
採用試験には身体検査があり、身長・体重・視力・聴力等の測定が行われることもあります。また、体力検査として腕立て伏せ、バーピーテスト、上体起こし、反復横跳びが課されることもあります。
警察学校では、剣道・柔道(合気道がある場合も)を選択し、武道の訓練も行います。
早朝・深夜と時間を問わず街をパトロールし、さまざまな形で私たちの安全をバックアップしてくれるのが警察官。変則的なシフト勤務をこなすうえでも体力は必要ですね。
2.皇宮護衛官 (国家公務員)
皇宮警察は、天皇陛下をはじめとした皇族の護衛を行い、皇居や御所などの警備を行います。
勤務地は主に東京にある皇居周辺ですが、御用邸のある那須や葉山、京都御所や正倉院なども含まれます。
皇宮護衛官採用試験の体力検査では、立ち幅跳び、反復横跳び、上体起こしが課せられます。
皇宮護衛官採用試験の特徴・レベル3.消防官 (地方公務員)
消防官の仕事といえば消火活動です。それ以外にも、救急車の出動、山岳・水難救助も行います。災害の対応だけではなく、予防業務として指導や規制をし、防災を普及するため広報活動をするのも仕事です。
採用試験の体力検査では、1km走、反復横跳び、上体起こし、立ち幅跳び、ちょう座体前屈、握力、腕立て伏せが課されます(東京消防庁)。
消火活動では、消化機材を持ちながら火の中に飛び込み消化活動を行うのですから、体力とともに精神力も必要ですね。
消防官と接点がない方は多いかもしれませんが、志望職種として警察官よりも人気があることも。
消防官の採用試験のレベル、問題の特徴
4.自衛官 (国家公務員)
自衛隊の任務は、日本の防衛、地震や山火事などの災害が起きた際に派遣され人命救助をする、国際平和のために協力援助活動をすることです。大きな災害等がない場合は、外国の飛行機・船が日本の領域に侵入しないよう警戒をしたり、災害等に備え訓練を行います。
警察官や消防官と比べると、自衛官の仕事を間近で見ることはぐっと少ないので、どのような仕事をしているかわからない方も多いかもしれませんね。
自衛隊には、陸上・海上・航空の3つの部隊があります。自衛隊と聞くととても強そうなイメージを持ちますが、気さくでフレンドリーな方々も多いです。部隊によって雰囲気も違うという話も聞きます。見学ツアーなどのイベントを随時行っているようですよ。
5.衛視 (国家公務員)
国会の警備を行うのが衛視。国会の中にある警察と考えるとイメージがしやすいです。(国会は特別な場所なので、一般の警察官が職権を行使することが制限されています)。
要人の警備を行い、国会の傍聴席の騒乱を治めることもあります。
<ポイント>
① 日ごろから訓練を行い、身体能力を磨くのも仕事。
② 採用後は、警察学校・皇宮護衛学校・消防学校に入校する。
③ 採用試験では体力検査が課せられることも。
どんな仕事がしたい①「国家と地方」
どんな仕事がしたい②「子どもに関する仕事」
どんな仕事がしたい③「食べ物に関する仕事」
どんな仕事がしたい④「外国語を使う仕事」
どんな仕事がしたい⑥「健康や福祉に関連する仕事」
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