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おすすめ参考書と選び方

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おすすめ参考書と選び方

公務員受験を決めたときに、まず悩むのがどんな参考書を買えばいいのだろうということです。自分の目指す公務員試験に合った参考書とはどれなのか不安になります。今回は、良い参考書とは何か、使用する時期によって何を主に考えれば良いかを紹介します。

 1.書店で必ず確認しよう

本棚
公務員試験を受験するにあたり、受験参考書選びは重要です。受験経験者の評価などでうっかり自分に合わない参考書を買うと学習効率が悪くなります。

おすすめは、必ず書店で実物を見て、解説がわかりやすいかどうか確認することです。

問題をみて、解説を読んでわかりやすいかどうかを確かめましょう。

大きな書店には就職関連の本棚に公務員コーナーがだいたいあります。非常に多くの公務員試験対策本があるのでびっくりするかも知れません。
まずはご自分の目指す公務員試験のレベルを探してみましょう。
大きく、大学卒業程度(上級)、高校卒業程度(初級)、警察官・消防官に分けられています。
選ぶ際には、必ずご自分の目で内容を確認してください。

受験者の体験文などの書評で評判が良くても、自分には合わないことが良くあります。

例えば,受験者の評価が高い実務教育出版の「スーパー過去問シリーズ」は初学者がいきなり学習する本としては向いていません。引用されている過去問も国家一般職以上(高レベル)の問題が使用されています。解説もある程度勉強してきた方を対象としているようで、初学者には難しく感じてしまいます。地方上級を目指してこの本を購入した方にはやらなくて良い部分が多いように感じます。

テキストを買うときは書評に惑わされず、実際に問題と解説を見てみて理解できるかどうかを判断してください。
自分の得意な科目と不得意な科目を一問ずつ見てみましょう。得意な科目については納得の行く説明をしているか。不得意な科目はなるほどと理解できるかを確認してください。説明の文章量は関係ありません。

近くに公務員参考書を置いている書店がない場合は、ネットで「立ち読み」がついている書籍を見てみてください。ある程度はわかります。

解説が自分のレベルに合っているかどうかが重要です。

  2.解説執筆者はわかる人

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あたり前ですが、解説を書いている人はそのテーマが理解できている人です。でも、説明のレベルは人により異なります。各出版社はターゲットをどのレベルにあてて執筆を依頼するかを決めています。解説のスペースにも内容は影響されるでしょう。

 

書籍によっては、ある事柄(用語、法則)を知っていることを前提に書いているものがあります。基本的な用語を知らない人にとっては、途中からわからなくなってしまうことが多いです。

したがって、解説を確認するときは、自分で解説を理解できるかを基準に判断してください。


上野法律セミナーに来るメールで多いのは、「解説の解説をお願いします」というものです。執筆者は、読者もある程度わかっていることを前提に書いている書籍が多く、多くの方がその解説では理解しきれていないことがわかります。

限られた紙面でわかりやすく書いているものを選ぶとことです。

  3.学習初期に使うもの

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初めて公務員試験対策をする方が最初に買う本は、科目ごとの教科書(解説書)と問題集が多いようです。長年の受験経験から教科書→問題集→過去問の流れで勉強する方法が王道と考えているようです。

 

時間がある方はこの方法でも良いですが、学生や社会人など時間が無い方に取っては時間がかかりすぎます。

 

効率良く学習するためには、多くのテキストと問題集を一度に買うのではなく、必要最小限のものを基準にした方が良いです。学習初期での目的は全体の科目の概要と得意・不得意の見極め、過去の出題の傾向を大まかに知ることです。

これに最適なのが

多くの科目の重要項目が載っている「要点まとめ」と全科目が載っている「過去問題集」です

「要点まとめ」は初期から直前期まで利用できるのでコスパが良いです。

 

「要点まとめ」で各科目の概要を確認すると、苦手科目と得意科目がある程度判別できます。さらに詳しい学習を進めたい場合は、教科書(高校の教科書や具体的な科目名の解説書)を購入すれば良いでしょう。ただし、専門的な教科書は深入りすると時間ばかりがかかってしまいますのでご注意ください。
「何でも載っている」本は「試験にいらない部分が多い」本ともいえます。

【おすすめする参考書】

教養試験要点まとめ&一問一答(高橋書店)
※高卒程度~大卒程度の試験に対応しています。

専門試験要点まとめ&一問一答(高橋書店)
※専門試験のある場合(大卒事務系)に必要です。

公務員試験合格の500シリーズ(実務教育出版)

※大卒レベルで試験別に発行されています。地方上級、市役所上・中級、国家一般職

国家総合職、国家専門職、東京都・特別区など

公務員試験合格の350シリーズ

※高卒から大卒レベルで試験別に発行されています。地方初級、国家一般職、大卒警察官、高卒警察官、消防官



  4.演習期に使うもの

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演習期は問題量を多く解くことが目的ですので、問題数が多く収録されている書籍が良いです。初期学習である程度得点する科目を絞れたら、得点対象の科目問題集を購入すれば良いです。知能分野の「数的推理」「判断推理」は問題量が豊富なものを選びましょう。さまざまな問題にあたることが重要です。ここでも過去問を中心に見ていくと良いです。

【おすすめする参考書】

過去問精選問題集 出たDATA問(七賢出版)

 ※科目毎に基礎編と実践編があります。基礎編は、大卒警察官・消防官・市役所の問題が、実践編は、国家公務員・地方上級が収録されています。

上・中級公務員 標準判断推理 (実務教育出版)

上・中級公務員 標準判断推理 (実務教育出版)

 ※同じ種類の問題を段階的に難易度を高くして出題しているので、主要項目の解法を理解するのに適しています。最新の傾向は追っていないので基礎固めの位置づけです。
 

 5.直前期に使うもの


直前期は全体的がコンパクトにまとまっているものを選んだ方が良いです。一通りの科目が確認できる教材が良いです。すでに過去問題集などを購入している方は、それを再度解くことで十分です。

この時期で必要な教材は、「時事」と「模試」です。

時事」は最新のものをまとめてあるものを利用すると良いです。時事の教材は詳しすぎると必要のない部分が多く試験に適合しない恐れがあります。コンパクトにまとめてあるものを利用しましょう。

 

「模擬試験」は総合的なチェックができるので必ず受験しておくことをおすすめします。

「模擬試験」の目的は、合格可能性のチェックではなく、時間配分の練習や難易度判定の練習です。

各社が提供している「模擬試験」の中には、合格可能性を判定できることを売りにしているものもありますが、真に受けないようにしましょう。合格可能性の判定は昨年度の倍率で計算しているものが多く、受験者のレベルも問題のレベルも異なります。参考程度に見ておきましょう。

 

「模擬試験」は時間配分と難易度判定力の訓練と思ってください。全問題数の半分は普通レベル、四分の一は難易度の高いレベル、もう一つの四分の一は易しいレベルで構成されています。難易度の高い問題に時間をとられると全問を見ることができなくなります。公務員試験は総合点の勝負なので、難易度を最初に確認して解ける問題から得点していくという能力が必要となります。この訓練の場所が「模擬試験」です。

ですので、自分の目指す試験以外でも機会があればどんどん受験して経験を積みましょう。実際には、いきたい役所ではない本試験を模擬試験として受験している方もいます。

本番ですのでいい緊張感の中で練習が可能となります。

できるだけ多くの模擬試験を受験してください。

 

【おすすめ参考書】

「速攻の時事」(実務教育出版)

「最新時事用語&問題」(新聞ダイジェスト)

教養試験要点まとめ&一問一答(高橋書店)

専門試験要点まとめ&一問一答(高橋書店)

公務員試験合格の500シリーズ(実務教育出版)

公務員試験合格の350シリーズ(実務教育出版)

 

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講師名テキストテキスト

講師名 澗田雅之

講師のプロフィール
上野法律セミナー 代表
公務員対策の専門学校の教師を経て短期合格法を構築。
大学・短大を対象に短期合格のノウハウを提供している。
合格するまでのフォローがモットー。

株式会社上野法律セミナー
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