
2021年の公務員試験は終盤に近付いてきました。複数の合格通知を頂いて嬉しい悲鳴を上げている方も多いのではないでしょうか?
現時点での今年の面接の傾向をお知らせします。
1.一次試験で面接を導入する自治体が増加中?
面接の定番の流れといえば、一次試験の筆記に受かってから二次試験で面接、ですね。一次試験の足切り点を低く設定し受験生を多めに合格させ、二次試験で絞るというのが定番です。
また、変わり種として、面接カード等の提出を対面で行い、その際にミニ面接を5分くらい課すという自治体もあります。
今年度は、一次試験のうちから本格的な面接を導入した自治体が増えた傾向があります。
この流れは、コロナ禍での政情不安により公務員志望の学生が増えると予想したことで、一次試験のうちから人物重視で選考しようという自治体側の意図の表れかと思われます。
一次試験で面接を受けた方、いかがでしたでしょうか?
2.面接官に囲まれる
面接官は何人いて、どのような雰囲気で面接が行われるのか、気になるところですよね。
最終面接に近づくにつれ、面接官の人数が増えていくということは、みなさんも聞いたことがあると思います。
最近は受験生1人に対して8名や6名の面接官が参加することもあります。8名の面接官ともなると、受験生の前に半円状に位置するため、面接官に囲まれるということも。令和式の圧迫面接でしょうか。
受験生の反応を見ているだけです。気にしないように、マイペースで。
3.『市政情報をよく調べてきてね』の怪
夏前に数名の受験生からこのような質問を受けました。
「最終面接で市政情報を聞かれると自治体から言われたのですが、何を調べておけばいいでしょうか?」
実はこの自治体、昨年はそのようなお触れを出していませんでした。
また、その同じ自治体は事前に提出する面接カードの量が多くて有名。A4サイズ4枚提出です。(書く方も読む方も大変ですね)。でも今年は1枚減って3枚提出。去年まで課されていた作文(A4サイズの原稿用紙1枚)の事前提出はなくなりました。
市政情報といえば、市長の名前からはじまり、市の花・木・マーク、政策などなどを思い浮かべます。「面接で聞きますよ」と言われれば、受験生もたくさん準備をしたようです。
面接が終わってみると、「市政情報は聞かれませんでした!」という学生が多くいることが判明!受験生全員から結果を聞いたわけではありませんが、もしかするとある種の罠だったのかも…?
このような興味深い事例からわかることは、例年市政情報を知らない受験生が多いということでしょうか?
市政情報を知ってますアピールをしつつ、自分のPRをする面接を目指したいものです。
ポイント
① 面接はやっぱり大事
② 自治体側も新しいことを導入してくる
③ 臨機応変に対応
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