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集団討論の形式と流れ

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集団討論の形式と流れ

 集団討論は、「面接」などと共に評価される、「人物評価試験」の一つです。集団討論には、選択解答式の筆記試験や面接試験とは異なる対策が必要となります。今回は、集団討論の対策について解説します。

 

 1 集団討論とは?

集団討論は、与えられた課題について、5~10人くらいのグループで討論を行い、制限時間内(およそ、60分間)に結論を出す試験です。
 課題の内容は、「受験する公務員の職種に関係のある事柄」や、「時事問題」、「社会問題」が取り上げられることが多いです。
 試験官は6名ほどいます。試験官は討論には参加せず、グループの討論の様子を見守り、評価を行います。 
 各グループは制限時間内に課題の結論をまとめ、試験官に報告することが求められます。

 

 2 集団討論の流れ

(1) 討論の手順の説明、課題の発表

  試験官から、討論の手順、制限時間、注意事項などについて説明があり、課題が発表されます。討論の手順や注意事項を守らない場合、大きな減点対象となりますので、試験官の言葉はしっかりと把握し、間違いが無いように取り組みましょう。

(2) 討論の前に、課題について受験者一人一人が自分の考えをまとめる。

 課題が発表された後、まずは、受験者一人一人が自分の考えをまとめる時間が与えられます。考えをまとめる時間は、概ね、5~10分くらいです。
 このとき受験者は、討論で発言するための「ネタ出し」をしておきましょう。
 具体的には、「課題について自分が知っていること」や、「課題についての自分の考え」について、順不同で良いのでメモ用紙に書き出していきます。
 ある程度「ネタ出し」ができたら、書き出した内容を仕分けします。仕分ける目安としては、「課題についての現状および、問題点」、「問題点を生じさせている原因」、「問題点を解消するための解決策」のようにします。この「解決策」が、この段階における、課題についての自分の考え(結論)となります。

(3) グループで討論を行う

グループで討論する制限時間は、50分~60分くらいです。この制限時間内に、グループ全員で協力して、課題の結論をまとめていきます。

① 討論の役職を決める

 最初に、討論の冒頭で役職を決める場合と、役職を決めずに討論を行う場合の二つの形式があります。役職を決める場合は、「司会」、「書記」、「タイムキーパー」などの担当を決めます。
 「司会」は、討論の司会進行を行います。グループ全員が平等に発言できるよう、調整します。もちろん、「司会」本人も、自分の考えを発言する必要があります。
 「書記」は、討論の内容、各グループ員の発言内容を記録し、課題の結論を明記して試験官に報告します。
 「タイムキーパー」は、討論の時間経過に注目し、討論の進行の調節に寄与します。制限時間内にグループとして課題の結論をまとめられるよう、司会と協力して、討論の時間配分の調整を行います。50~60分という短時間で結論をまとめなければならないので、討論の時間配分を調節する「タイムキーパー」の役割は、かなり重要です。

② 討論の進め方
 討論は、「課題についての現状と問題点」(10~15分) ⇒ 「問題点を生じさせている原因」(15~20分) ⇒ 「原因を解消するための解決策」 (課題の結論)(20~25分) のように進めると、効率的です。 
 討論の各段階で、グループ全員が発言し、協力して討論を進めましょう。その際、討論が逆戻りしないように注意しましょう。例えば、「問題点を生じさせている原因」について討論しているときに、「課題の現状」に討論が戻ることが無いようにしましょう。討論が逆戻りすると、時間を大幅に無駄にしてしまう上、制限時間内に課題の結論がまとまらなくなってしまいます。

(4) 課題の結論を報告する
討論終了後、グループごとに課題の結論を試験官に報告して、試験は終了です。

 3 集団討論で何が評価されるのか?

   集団討論で評価されるのは、「貢献度」、「社会性」、「指導性」です。

① 「貢献度」は、課題の解決に必要な「知識」、「論点」について発言しているか。議論がもつれた際に、他のグループ員を納得させるられるような、合理的な意見を述べて、「もつれた議論をきほぐしている」かなどが、評価されます。

② 「社会性」は、グループ内で協調して、意見を出すことができているかが評価されます。

③ 「指導性」は、他のグループ員に影響を与えるような的確な意見を述べているか。リーダーシップを発揮しているかが評価されます。


 4 集団討論で高い評価を目指すには?

   集団討論で高い評価を目指すためには、次の点に注意しましょう。

① 集団討論は、「グループ全体」が評価されます。つまり、同じグループのメンバーは、全員が同じ評価になります。各グループ員がどのように貢献して、討論を進めていったかが評価され、それがグループ全体の評価につながるのです。

② 集団討論は、「結論」よりも、「討論の過程」評価されます。ここで重視されるのは、「協調性」と「民主的な進行」です。一人だけ発言し続けたり何も発言しないグループ員を放置したままにすると、「協調性皆無」と判断され、グループ全員の評価が大きく低下します。このような場合、進行の責任を司会だけに押し付けるのではなく、グループ員全員で進行に寄与をすることで、全員が公平に発言し、全員の発言が尊重されるように討論を進めていきましょう。

③ 集団討論は、「ディベート」とは異なるので注意しましょう。「ディベート」は互いに自分の意見を主張し、相手を自分の意見に従わせること(議論に勝つこと)を目的に議論するもので、集団討論とは議論の手法や目的が真逆のものです。

 集団討論では、互いに協調し、互いに公平に意見を述べ互いの意見を尊重して議論を進め、皆が納得できる内容で課題の結論をまとめることが求められます。

◎ 50~60分という短時間でよりよい結論を導くには、個々のグループ員が課題についての豊かな知識を持ち、民主的で協調性のある討論の経験があることが必要です。日ごろから、自分が志望する公務員の職種についての知識を深め、関連する時事問題や社会問題についての知識や考察を深めておきましょう。そして、友達を誘って集団討論の練習をしておきましょう。


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