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面接カードの書き方

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面接カードの書き方


 面接のなりゆきを左右する面接カード。何を書くか戦略を立てて、自分を思いっきりアピールしよう。

 

 

 

1.面接カードとは

  

 面接カードとは、個人情報を書く書類で、自治体に提出するものです。呼び名は自治体によりいろいろあり、エントリーシート、面接シートなどと呼ばれることがあります。履歴書といわれたほうがイメージしやすいでしょうね。

 この面接カードは自治体ごとに書式が違いますが、だいたい志望動機、自己PR、学生時代にがんばったことなどを書かせる自治体が多いです。

 「面接で質問すればいいのに、なぜ事前に面接カードを書かせるの?」と素朴な疑問を持った方はいないでしょうか?

 採用人数が多い自治体だと、面接試験を受験する人数が数百人にもなります。一日に何人もの面接を行わなければならないので、学生の特徴を効率よくつかむ必要がでてきます。そこで面接の前に面接カードを読み、何について質問しようかと面接官は考えるのです。逆に言うと、面接カードに既に書いたことと同じことを口頭で質問されることはあまりありません。

 受験生は、この面接カードの役割を頭に置いたうえで、面接カードに書く中身を戦略的に考える必要があります。なぜかというと、面接カードに何を書いたかで、面接の行方が左右され、合否にも影響があるからです。自分にとってよい流れになるように、面接カードを充実させましょう。

   

 

2.作成上の注意点

  

 面接官は大量に面接カードを読みます。以下のポイントを押さえて、読みやすいストレスを与えない面接カードを作りましょう。

 

① 原本をコピーして下書き

 まずは書く内容を考えますが、そのあとにいきなり清書するのは危険です。文字数の多さ、字の大きさなど見た目のバランスを考えたほうがいいです。原本をコピーして下書きをしましょう。

 なお、清書の段階で書き間違えてしまった場合は、別の紙に書き直すのが好ましいです。書き間違いがあるから即不合格というわけではありませんが、完ぺきなものを提出するのがいいでしょう。

 清書用の書類で書き間違えてしまった場合は、間違えた部分に二重線を書いて上から訂正印を押し、書き直します。

 
② 丁寧に書く

 面接カードを丁寧な文字で書こうとすると、思っているよりも時間がかかります。時間の余裕を持ちましょう。

 時間がない中で書いた面接カードは、余裕のなさが文字に表れ、雑な印象を与えてしまいます。癖字はよくないですが、相手にとって読みやすい文字であれば大丈夫です。

 枠の中から文字がはみ出てしまうのも、印象が悪いです。書き直しましょう。

 

③ 文字数は少なく

 自分のことをアピールしようと思うあまり、文字数を増やして枠の中にびっちりと文字が書かれた面接カードを目にすることがあります。これはNGです。文字数が多いと文字が小さくなり、読みづらさの原因になります。目の悪い面接官が読むかもしれません。また、一日何通もの面接カードを読む場合、字ばかりの面接カードを目にすれば読む気がなくなるかもしれません。これは逆効果です。読み手のことを考えて、構成を練りましょう。

 また、文字が多いということは、そこにすべてを書ききっているということです。これでは、面接カードを読めばすべて完結してしまうため、受験生を前にして何を質問すればいいのか、面接官は困ってしまいます。すべてを書ききらないようにしましょう。


④ 見た目の工夫

 面接カードによっては、「写真を添付してもよい」と書いてある場合があります。これは逆に、「写真を貼ったり、面接カードを飾ってね」という自治体からの注文のようにも思えます。その場合は、写真を貼ったり、絵を描いたり、飾り文字を使うなど、見た目を工夫してみましょう。みなさんの個性をアピールするチャンスです。

 

⑤ 完成後もコピーする

 面接カードを書き終わったら、コピーして手元に保管しておくことを忘れずに。提出してしまってから、自分が何を書いたか忘れてしまい、面接のときの返答がちぐはぐになってしまうことを避けるためです。

 

 

 

3.添削を受ける

 

 下書きが終わったら、ぜひ誰かに見てもらいましょう。自分ではうまく書けたつもりでも、わかりづらかったり、誤字脱字があったりすることがあります。
 他の人からフィードバックをもらうことで、自分の気づかなかった新鮮な発見があることもあります。
 また、数人からフィートバックをもらうと、その内容がまちまちになりことがあります。
 例えば、同じ文章を見せたのに、ある人は「よくない」と言ったり、他の人が「よい」という感想を持つこともあります。このようなときは一瞬混乱しますが、そのような感想を持つ人がいるのだな、という点を受け入れるといいです。当日の面接官がどのようなタイプかはわかりませんが、人の感受性はさまざまです。大事なのは、みなさんがどのような印象を面接官に与えたいかです。
 いろいろな感想を得たうえで、どれを採用するかは自分が決めればいいのです。


〔ポイント〕
・すべてを書ききらない

・丁寧にストレスを与えないような文字で

・面接官を誘導するような工夫を


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