面接評価のポイント
面接官は一日に多くの学生を相手に話を聞きます。ときには集中力が切れ、飽きてしまうかもしれません。どうにか自分に興味を持ってもらえるよう、作戦を立てていきましょう。
1.自分のキャッチコピーを作る
面接の準備段階として自己分析をする必要があるのは皆さんもご存じの通りです。自分をPRするためにアピールポイントを探していきます。
就職活動で忘れてはいけないことは、『面接官は一日に何人もの面接をする』ということです。この話、さっきも聞いたなぁ、と思われてしまうと、面接官の集中力が切れよい印象を残すのが難しくなります。また、ぼんやりしたアピールしかできていないと、面接官に覚えてもらうこともできません。
面接官に強い印象を残すため、自分のキャラクターを決めてみましょう。
『〇〇(特徴)の××さん』というようにあだ名がつくくらいがベストです。この〇〇に自分らしい単語が入るように自分のキャラクターを設定してみましょう。
例えば、サークルでチアリーディングをしていた経験があり体が柔らかいのであれば、
『360度開脚のできる××さん』と覚えてもらうことができます。
この〇〇に入るものはなんでも構いません。でも、自分のアピールになるものの方がいいですね。将来役に立ちそうなスキル、〇〇をするために頑張ったエピソードなどがあればなおいいです。
2.面接チェックポイント
面接は、聞かれたことに対して応答するだけでは足りません。質問に答えることを通じて、面接全体で自己PRをする時間です。
以下のチェックポイント、みなさんはクリアーしていますか?
① 質問の意図を推理して答える
質問の意図というのは、『面接官はなぜこの質問をしてくるのか?』ということです。ここを捕まえていないと、せっかく答 えても肩透かしになり面接官をがっかりさせてしまいます。
例えば、『引っ越ししたことがありますか?』と聞かれたら、単純に引っ越しの経験を尋ねているのではないでしょう。新しい場所で一から始めた経験があるかどうか、どう慣れていったのかということを面接官は知りたがっているのでしょう。
② 自分から先回り
これは①にも関連します。『引っ越ししたことがありますか?』と聞かれ、『はい、あります』と答えたとします。これは応答としては正しいです。でも面接官の意図を外しています。次に面接官は『そのときどうでしたか?』など、深く聞くための言葉を続けてくるでしょう。でも、このような質問を受けたら、面接官はつまらないと思っていると気づいた方がいいです。
『例えば?』、『もう少し詳しく』、『なぜですか』などと聞かれた場合、自分の応答が足りなかったと心得ましょう。
面接官の意図を読み、ある程度自分から先回りして答えてくれる学生は歓迎されます。
③ 短文で
①②を踏まえると、『たくさん話さなければいけない』と誤解する学生がいますが、そうではありません。1分くらいずっと話を聞いていると、面接官は疲れてしまいます。一文は短文で、簡潔に答えましょう。一言でまとめなくてもいいですが、会話のキャッチボールになるようにするといいですね。
④ 話題をカラフルに
専門職の方に多いのですが、面接の応答全部がその専門職に関する話になる方がいます。例えば、保育士を目指しているのであれば、自己PRも趣味もアルバイトの経験もすべて子供関連になるということです。
専門職ですから専門的スキルが問われるのは確かです。でも他の学生もその専門の話をずっとしているのですから、面接官が飽きてしまうかもしれません。適度に違う話題を盛り込むようにしましょう。
3.ありのままの自分で
自己アピールをしようとするあまり、自分を大きく見せようとして自分自慢をしてしまう学生がいます。これはよい印象にはなりません。自分を自慢するような人と一緒に働きたいと思う方はいるでしょうか?
等身大の自分に自信を持ちましょう。素直に接することが大事です。
ポイント
① 質問の意図を察する
② 短文で簡潔に答える
③ ありのままで
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