面接評価、コンピテンシー
公務員試験では、面接試験での好印象が合格を決めるといわれています。高評価を得るには何に気を付ければいいのでしょうか?
1.面接で目指すべきゴール
面接試験は、筆記試験では測れない学生の人物像を知るために行われます。
面接官は、みなさんをやみくもに評価しようとしているわけではありません。『一緒に働いてみたいか』、『将来がんばってくれそうか』、『壁にぶち当たっても逃げずに取り組んでくれるのか』という観点から、面接でのやり取りを見て採点します。
ということは、面接のやり取りすべてを通じて、『一緒に働いたら努力します』、『経験を積んで頑張ります』、『めげずにやり遂げます』ということを面接官に伝えればいいのです。
2.コンピテンシー型面接
面接で話すことを大きく分けると、『過去の自分のこと』・『現在の自分のこと』・『未来のこと』があります。みなさんは、どこに力点を置いてアピールしようと考えていますか?
『現在のこと』は、現在のみなさん自身がなにをして、何を目指していて、何に関心を持っているか、ということです。これを話すことで、リアルな人物像を伝えることができます。
『未来のこと』は、仕事に関する抱負や、将来どう立ち振る舞うかということです。実は、すべて想像力でカバーできる部分です。実際自分がどう行動するかはわかりませし、予定は未定という部分もあります。また、理想を話せばいいので、お話を作ることもできてしまうのです。信憑性が少ないとも言えますね。
『過去のこと』はどうでしょうか?過去は、人が歩んだ日々の積み重ねです。過去に何かをした経験があれば、きっと将来もその経験を活かし同じ行動をしよい結果をだしてくれるのではないか、と予測できます。最近の公務員試験では『過去のこと』に質問の重きを置く傾向があります。これをコンピテンシー型面接といいます。
過去にその経験があれば、同じことが起きたときも同じ振舞をするだろう、ということです。ぜひ、自分の過去の経験から説得力を持って自分をアピールしてみましょう。
3.雰囲気美男美女を目指す
『何を言えばいいのだろう??』と悩んでしまいがちですが、最終的にはよい印象を残せればいいのです。
もし自分が面接官だったとして、どのような学生と働いてみたいと思うでしょうか?緊張でガチガチになってしまうのは仕方がないですが、堂々と明るく礼儀正しい振舞をする学生が登場したら、好感を持つのではないでしょうか?
何を話すかも大事ですが、見た目の印象はもっと大事です。
ポイント
① 面接の受け答えすべてでアピールするように
② 過去の経験で説得力アップ
③ 堂々と明るく礼儀正しく
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