皇宮護衛官採用試験の特徴・レベル
皇宮護衛官は、皇族の護衛や皇居の警備などを任務とする、国家公務員です。
皇宮護衛官の採用試験について対策すべき内容は、警察官の採用試験とほぼ同じです。ただし、採用人数が極めて少ないので、難関の試験になります。
今回は、「皇宮護衛官の採用試験のレベル、問題の特徴」について解説します。
1 皇宮護衛官 採用試験の種類・レベル
皇宮護衛官採用試験には、学歴によって二つの区分があります。
一つは「皇宮護衛官(大卒程度)」。もう一つは「皇宮護衛官(高卒程度)」です。
男性・女性の区分はありません。男女一括の採用試験です。
採用人数は、年度によって多少変動があるものの、「大卒程度」、「高卒程度」共に、概ね20名ほどです。同じ公安系公務員である「警察官採用試験」と比べて、採用人数が極めて少ない、難関の試験です。
皇宮護衛官採用試験の難易度のレベルは、「市役所職員採用試験」と、ほぼ同じレベルです。
つまり、「皇宮護衛官(大卒程度)」と「大卒・市役所職員(上級)」が同じレベル、「皇宮護衛官(高卒程度)」と「高卒・市役所職員(初級)」が同じレベルです。
2 皇宮護衛官 採用試験の特徴
皇宮護衛官の採用試験は、「第1次試験」と「第2次試験」の2段階で実施されます。
第1次試験は、筆記試験です。
「皇宮護衛官(大卒程度)」は、筆記試験として「一般教養試験」と「論文試験」が課されます。
「皇宮護衛官(高卒程度)」は、筆記試験として「一般教養試験」と「作文試験」が課されます。
第2次試験では、「身体測定・身体検査・体力検査」、「面接試験(個別)」が課されます。
「身体検査」「体力検査」では、基準に達しない項目がある場合、不合格となります。承知しておきましょう。
3 皇宮護衛官志望者が意識すべきこと
第1次試験、第2次試験共に、皇宮護衛官としての所作もチェックされています。常にマナーを守り、姿勢を正し、明るい表情で、大きな声でハキハキ答え、キビキビ行動しましょう。
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