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自然科学の勉強法

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自然科学の勉強法

教養試験の中で、多くの受験生が苦手とするのが自然科学分野です。中学・高校で学んだ理科系の科目です。個々では自然科学の位置づけと対策を見ていきます。

 

 1.自然科学とは

 自然科学は中学・高校で学習した理科の分野で、「教養試験」で出題されます。科目は数学物理化学生物地学の5科目です。受験生の中では苦手とする方が多いですね。

 

 2.何問出るの

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 出題数は、各科目1問ずつです。受験する公務員の種別によっては、2問出題される科目もあります。受験する試験によって出題数が違うのが自然科学の特徴です。

 例えば、地方上級試験(全国型)では計7問ですが、東京消防庁消防官では計10問出題されます。また、一部の市役所では出題がないという場合があります。

 受験する役所の募集要項を確認しましょう。

試験種別

数学

物理

化学

生物

地学

国家一般職(大卒)

3

 

1

1

1

 

地方上級(全国型)

7

1

1

2

2

1

東京都Ⅰ類B(一般方式)

4

 

1

1

1

1

特別区Ⅰ類 

8

 

2

2

2

2

警視庁警察官Ⅰ類 

4

 

1

1

1

1

道府県警察官(大卒)

7

1

1

2

2

1

東京消防庁Ⅰ類

10

4

2

2

2

 

市役所上級(A日程)

6

1

1

1

2

1

市役所上級(B日程)

6

 

2

1

2

1

市役所上級(C日程)

6

1

1

2

1

1

出題なしの場合…「新教養試験 Logical - Ⅰ・Ⅱ」や「新教養試験 Light」を採用している自治体の場合(#試験の新傾向を参照)

 

 3.苦手な人はどうする

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 高校時代に選択していない科目がある、苦手だったという方も多いです。この場合、確実に得点するまでの学習時間は多く必要となります。公務員試験は総得点で評価される試験ですので、学習時間が多く確保できない方で自然科学を苦手とする場合は、「捨てる科目」にするのも戦略の一つです。(#「合格するための戦略」参照)。ただし、自然科学の出題数が多い試験区分の場合、自然科学の全教科を捨ててしまうと、失点のダメージが大きくなってしまう場合があります。その場合、暗記で対応できる教科・項目について学習を進めると、得点のチャンスが広がります。

 学習時間がある程度とれる方、それほど苦手でない方は次の対策を見てください。

 

 4.暗記でできる科目

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 要点の暗記で対応できる科目は、生物、地学です。社会科学や人文科学と同じように要点を整理すればあとは覚えるだけです。頻出事項をまず確認しましょう。

物理や化学も、覚えるだけで点数をとれる項目がありますので、暗記が得意な方は「捨てる科目」にしないようにしましょう。

暗記で対応できる科目…生物・地学の全範囲

物理の暗記対応項目…「波動(音波、光波)」

化学の暗記対応項目…「原子の構造、化学結合、元素の性質、酸化・還元、電池・電気分解、酸・塩基、コロイド、化学平衡」

 

 5.計算が必要な科目

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 計算が必要な問題は、数学、物理、化学です。必要な公式を覚えて、計算の練習をする必要があります。

(計算問題が出題される項目)

数学「二次方程式の解、二次不等式の解の範囲、二次関数とグラフ、三角関数、指数・対数、微分・積分」

物理…「物体の運動、力のはたらき、エネルギー保存の法則(運動エネルギー・熱エネルギー)、電気、波動(ドップラー効果)」

化学…「化学反応式、熱化学方程式、気体の性質、中和」

 いずれも、過去問を解きながら、わからない問題や苦手な問題を繰り返し解いて、解法を身につける勉強法が有効です。

 

 6.どれくらいの勉強時間が必要か

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 得意か苦手かにもよりますが、標準学習時間は自然科学全部で30時間ほど必要となります。科目で比較的短期間に学習できるのは地学です。出題問数、確保できる学習時間によってどこまで手を広げるかを考えましょう。(#「自然科学の戦略」参照)

 また、要点が整理してある「これだけ教養試験 要点まとめ&一問一答」(高橋書店 上野法律セミナー著)を利用すると比較的速く理解できます。

 短期間で学習したい方は、受験予備校の講座も検討すると良いでしょう。自然科学のみの講座や科目ごとに講座が分割されている機関を選ぶと効率的に学習できますね。


(科目の勉強時間の目安)

物理(暗記部分)…2時間、(計算部分)…6時間

化学(暗記部分)…8時間、(計算部分)…2時間

生物…7時間

地学…3時間

数学…2時間(東京消防庁Ⅰ類のみ、10時間)

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