2023年度警察官・消防官採用試験の主な変更点

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西川

B!

2023年度の公務員試験の採用案内が公式発表されつつあります。日程的に春の試験については発表されている機関も多く、大卒程度警察官・消防官についても発表されつつあります。
ここでは、現時点(2023年3月末)で発表されている大卒程度警察官・消防官の採用案内を元に、主な変更点について見ていきたいと思います(詳細については、各機関のHP等でご確認をお願いします)。

1.試験日程について

2023年度の大卒程度警察官・消防官採用試験のうち、発表されている一次試験の日程は以下の通りです。

04/29 警視庁 第1回
05/04 大阪府警察 第1回
05/14 道府県警察 第1回
05/14 東京消防庁 1回目
06/18 政令指定都市 消防職員
09/17 警視庁I類 第2回
09/17 道府県警察 第2回
09/17 大阪府警察 第2回
09/24 東京消防庁 2回目
01/07 警視庁 第3回

注意が必要なのは、5/14に実施される道府県警第1回と東京消防庁1回目と、9/17に実施される警視庁第2回と道府県警察第2回です。これらの試験は、同じ日に実施されるため、併願ができません。したがって、受験する場合、どちらかの試験を選択して受験することになるのでご注意ください。
ですので、最大限併願する場合を想定すると、警視庁第1回(4/29)、道府県警察第1回か東京消防庁1回目(5/14)、政令指定都市消防(6/18)、警視庁Ⅰ類第2回か道府県警察第2回(9/17)、東京消防庁2回目(9/24)、警視庁第3回(1/7)という順になります(ただし、現時点で未発表の市町村消防、広域消防組合の募集を除きます)。

 

2.身体要件について

昨年度まで警察官・消防官採用試験では、身体要件として身長、体重が定められていました。ちなみに昨年度の警視庁では、男性は身長・体重が「おおむね160cm以上、48kg以上」、女性は身長・体重が「おおむね154cm以上、45kg以上」とされていました。しかし、2023年度の採用試験からは、この身長と体重が具体的な数値が示されなくなりました(視力、色覚・聴力、疾患、その他身体の運動機能については、変更ありません)。
他の道府県警察についても、ほとんどが身体要件について身長・体重の具体的数値を外しています。
ただし、大阪府警については、身体検査の身長・体重の要件は残されているのでご注意ください(男性は概ね身長160cm以上、体重47kg以上。女性は概ね150cm以上、体重43kg以上)。

3.警視庁国語試験について

警視庁については国語試験においても変更がありました。2022年度の採用試験までは、国語試験が「職務に必要な国語力について記述式試験を行います。(20分)」とされていましたが、2023年度からは「職務に必要な国語力について試験を行います。【五肢択一式、50題、20分】」となり、変更されています。
警視庁の国語試験は漢字の読み書きですが、2022年度までは漢字の読み書きがそれぞれ30問ずつ記述式となっていました。これが2023年度からは五肢択一式で50題になるとのことです。つまり記述ではなくなり、選択式に変更になった模様です。



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