林
受験の際の「身だしなみ」は、重要です。なぜならば、試験官は、「身だしなみ」は、受験者の人柄が表現されたものであると判断するからです。つまり、「身だしなみ」も、「人物評価」の重要な要素の一つなのです。今回は、「身体だしなみ」について解説します。
身だしなみは、その人の人柄を表します。「公務員としてふさわしい」と感じてもらえるような身だしなみを心掛れば大丈夫です。
「公務員としてふさわしい」身だしなみは、「社会人として、信頼できる人物」と評価してもらえるような身なりです。
よって、男子・女子共に、服装は「リクルートスーツ」がベストです。
その上で、「清潔感」を感じてもらえるように、髪型、メイク、爪などを整えましょう。
なお、公務員としてふさわしくないと判断される要素がいくつかあります。
などです。
入れ墨、タトゥは、公務員試験では、「反社会的人物」と判断されてしまいます。住民に不安や恐怖を感じさせると判断されるためです。見えている部分だけでなく、服などで隠れた部分に 入れ墨、タトゥがあっても、公務員としてふさわしくないと判断されます。
髪の色は、自分本来の髪の色にしておきましょう。髪の色を変えたり派手にすることで、住民に不信感を与えると判断されます。
派手なマニキュアやネイルアート、ピアスやネックレスなどの派手な装飾品も同様です。
男子の場合、髭(ひげ)も、公務員としてふさわしくないと判断されます。無精ひげは、不衛生であると判断され、伸ばした髭は、住民に不安や恐怖、不快感や不信感を与えると判断されます。
「ありのままの自分」に加えて、「清潔感」、「社会人らしさ」が表現できるように、心掛けましょう。
筆記試験の身だしなみは、「ありのままの自分」と、「清潔感」があれば、十分です。面接試験などと異なり、「リクルートスーツ」を着ていく必要はありません。
清潔な服装であれば、普段着のシャツやスラックス、スカートでも良く、Gパンでも大丈夫です。
あまりに派手すぎる服装や、あまりに不衛生な服装は避けましょう。
なお、試験中は、帽子は脱ぎましょう。室内での脱帽は、マナーの一つです。
面接試験や官庁訪問での身だしなみは、「自分らしさ」、「清潔感」に加えて、「リクルートスーツ」が必須です。好印象を得られるよう、事前にクリーニングに出して
おくなどして、整えておきましょう。
また、自分の表情も、大きな判断材料として評価されます。背筋を伸ばし、生き生きとした表情で、大きな声でハキハキ答えましょう。
前髪は、目にかからない長さにしておくか、目にかからないように整えましょう。額が出ていて、表情が明るいと、好評価になります。
加えて、「鼻毛」や「耳毛」が伸びすぎていないか確認して、手入れをしておきましょう。男子の場合、髭(ひげ)を剃っておきましょう。
また、スマートフォンを操作すると、「試験に集中できていない」と判断され、大きく評価を落とします。試験会場に入る前に電源を切り、バッグにしまいましょう。時間の確認は腕時計を使いましょう。
実技試験は、体を動かしますので、動きをじゃましない服装がベストです。運動着や上履きを持参するように指示されていたら、指示に従いましょう。その際も、派手すぎないよう、不衛生でないよう、気をつけましょう。
実技試験で服装の指示がない場合は、リクルートスーツのままで構いません。
行動の際は、背筋を伸ばし、キビキビと迅速に緊張感をもって行動しましょう。
身だしなみは、受験者の第一印象として、大きな評価対象となります。「ありのままの自分らしさ」、「清潔感」、「信頼性」を心がけて準備してください。
試験本番では、社会人らしさをアピールするためにも、明るい表情で、大きな声でハキハキ答え、背筋を伸ばし、迅速にキビキビ行動しましょう。
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