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東京都における福祉の現場では、児童虐待の増加・複雑化や障害者支援の多様化などにより、福祉職へのニーズが高まっています。
高い意欲をもって対応できる人材を積極的に登用するため、令和5年度(2023年度)採用選考から、年齢要件を拡大し、福祉職として必要な能力に着目した採用選考となるよう、実施方法を変更されます。
現在、「22歳から29歳まで」とされている受験可能年齢が、「22歳から39歳まで」に拡大されます。
(受験資格)
①採用予定日時点の満年齢が22歳以上39歳以下の人
②次のいずれかの資格を有している人、又は、採用予定日までに取得見込みの人
「社会福祉士」「精神保健福祉士」「保育士」「児童指導員」「児童自立支援専門員」
一次試験で「教養試験」の試験内容が変更されます。
教養試験:「基礎能力試験」として、出題内容が変更され、試験時間が2時間と10分短くなります。
〔科目について〕
<知能分野>文章理解、判断・数的推理、資料解釈
※現行の試験から「英文理解」「空間把握」の出題がなくなります。
※「数的推理」「判断推理」は基礎能力試験として「判断・数的推理」となっています。
<知識分野>時事、社会・人文に関する一般知識
※「自然化学」がなくなり、「社会科学」「人文科学」は「社会・人文に関する一般知識」となります。
※「社会事情」がなくなり、「時事」に変更されています。
教養試験は、現行の試験より難易度は下がると思われます。
専門試験:「記述式」が2題中1題選択解答になりました。(現行は5題中3題解答)
試験時間は2時間から1時間に短縮されます。
二次試験において、新たに集団討論(30分)が追加されました。
討論形式による専門性やコミュニケーション能力についての選考が内容となります。