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今から公務員試験対策をして、試験に間に合うのか?志望が遅くなって、合格できるか心配の方もいらっしゃると思います。
冬から初めて次年度の公務員試験に間に合うのか、間に合わせるにはどうすればよいのかを解説していきます。
今から公務員を目指し、公務員試験対策を始めても間に合うのか?
試験までの期間が少ないため進路を変えていいのか悩みますね。
大学内で実施している講座はすでに始まっている場合が多く、途中からの参加は受け付けない大学も多いです。
受験機関の通学講座もすでにかなりのコマ数が済んでいる場合多いです。そのため独学でやるしかないというケースになりがちです。
実際に秋から冬にかけて公務員を志望しようと考える人は多いようです。よく質問されるのは、今から間に合うのかどうかという内容です。
結論から言うと、どれだけ勉強時間を確保できるかで答えは変わります。
独学で実施することを前提とします。
教養試験の基礎を学習するのに最低80時間、専門試験の基礎を学習するのに最低80時間ほど必要です。この時間は頻出項目を学習するのにかかる時間ですので、過去に出題される問題を網羅しようとするとこの倍以上かかると考えてください。理解に時間がかかる場合はさらに学習時間は増えると思ってください。
通常全部で500時間くらいは考えておいた方が良いです。(1000時間かかるという人もいますが、実際にはそんなに必要ありません。意外と短期で学習は可能です)
1日4時間の勉強時間で125日、単純に考えて4カ月ちょっとかかります。休みを取らずに毎日勉強して4カ月ですので、通常5カ月くらいかかると考えると良いでしょう。
直前演習に1カ月程度かけるとすると6カ月程度をみた方がよいですね。
6月に試験がある場合は前年の12月頃から始める必要があります。
9月にある市役所試験は十分間に合います。
学習期間がそれほどなく、でも次の試験に間に合わせたいという場合は、専門試験のない役所を選ぶ、または役所の中でも専門試験のない区分を選択して受験することをお勧めします。半分以下の時間で対策は打てます。
ここで専門試験とは事務系の専門試験を前提にしています。資格職など大学ですでに学習している専門分野ではありません。大学で専門科目を十分に学習している方は教養試験だけの対策で良いので心配しないでください。
事務系の職種で希望する場合は、これから始める場合、教養試験対策を中心に考えてください。
教養試験のみの対策なら十分間に合います。
教養試験を中心に考える場合、試験の中身も確認しておくことが大事です。
最近では受験者の減少に悩む自治体は、受験しやすくするために教養試験のハードルを下げる傾向があります。
通常の公務員試験(40問〜50問の五肢択一式)ではなく、民間企業で実施しているSPIや、特に対策を打たなくても常識の範囲でとけてしまうSCOAという試験を筆記試験として採用している自治体も増えてきています。このような役所の場合は、対策として多くの勉強時間はかかりません。
通常の公務員試験でも知能分野を重視したり、知識分野で自然科学(理科)関係は出題しない等、さまざまな形式の試験も出てきています。まずは希望する役所の試験要項を確認し、どのような形式で試験が行われているかを確認してください。それによって対策も変わります。
冬から公務員試験対策を始める場合には、短期でマスターすることを考えましょう。参考書をまず理解して、問題集を解くというオーソドックスな方法では時間がかかってしまいます。
独学で対策を打つ場合は、過去問題集をまず購入してください。過去問題を解くことから始めましょう。過去問題は高卒程度の問題からみることをお勧めします。
大卒程度の試験を目指す方でも、いきなり大卒程度の本試験をみると難しいと感じることが多いです。挫折する原因となりますので、基本で答えられる高卒程度から見ていきましょう。
知能分野に時間をかけてください。知能分野の問題(数的推理や判断推理)は解法をまず知ることが大事です。解法を知った上で短時間で解く練習も必要です。暗記系の科目である知識分野は直前でも得点力はアップしますが、知能分野の得点力をアップするためには時間がかかります。まずは知能分野から始めてください。
高卒程度の問題で苦労する場合はWeb講座を利用すると良いです。通学講座や大学内で実施している講座はすでに始まっている場合が多いので短期間での学習をメインに実施している講座を選びましょう。