公務員の組織図
1.地方公務員の組織について
ここでは一例として架空の市役所の組織図を見ていきます(自治体によって一部異なります)。
この図のように専門毎に分かれて公務員は仕事をします。ただし、特定の部署にずっと勤務することはほとんどなく、2~3年ほどで部署を異動することが一般的です(特に行政事務で採用された場合、様々な部署を経験することになります)。このように公務員は色々な部署での業務がありますが、公務員試験を受験して、面接試験まで進むと「どんな仕事をしたいのか」ということはどこでも質問されます。大まかに「公務員になりたい」と思うだけでなく、興味のある業務を見つけるためにも、実際の業務について調べておくといいでしょう。
2.国家公務員の組織について
次に国家公務員の組織について見ていきましょう。ここでも一例として架空の省の組織図を見ていきます(省庁によって一部異なります)。
省庁は本省と地方支分局(出先機関)から構成されています。本省はいわゆる霞ヶ関にある省庁本体です。いわゆるキャリア職員と呼ばれる国家総合職に合格すると、この本省の幹部職員として期待される人事が行われます。多くは2年おき程度で、本省と地方支分局に配属されることを繰り返して、昇進していきます。
地方支分局は、国家一般職に合格した職員が主力となります。国家一般職に合格した場合も、本省の勤務がありますが、多くの場合、中堅職員を構成します。本省と地方支分局間での異動は、国家一般職ではあまり多くありません。国家一般職の場合、採用された部局内での異動が多くを占めます。
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