緊張が相手に伝わらないように
初対面の人に、自分の話をしてアピールする…。面接は、考えただけで緊張してしまいますね。この緊張がパフォーマンスの全面に出てしまう方が多いです。
緊張することは悪いことではないです。ですが、緊張により印象点がさがってしまうことは避けたいです。
自然に振舞い、よい印象を残すにはどうしたらいいでしょう?
目次
1.目線が泳ぎがち
緊張すると、目線が泳いでしまいがちです。これはみなさんも経験があると思います。「目は口ほどにものを言う」ということわざがありますよね。目を見ると緊張が高まってしまう方は面接官の胸元を見るとよいです。距離があれば顔を見て話しているように見えます。
目線は泳がず、質問者と適度にアイコンタクトを取るのがベターです。
2.学生によくあるパターン
実は、緊張が表れる体の部位は目線だけではありません。面接官として学生のみなさんと対峙すると、それぞれに癖があることがわかります。
① 体(胴体)全体
話しながら、小刻みに胴体部分が揺れ動く。
少し腰を上げ、座り直す。
② 頭
話をするたびに、連動して頭がふらふらする。
③ 指
膝の上に置かれた手の指だけが動く。
想定外の質問をされ、言葉に窮している方に多い。
④ 腕
話しながら腕と手がずっと動いている。
ジェスチャーを絶え間なくしているように見える。
⑤ 足
地面についているはずの足の裏。
つま先で立ったり、踵で立ったり、足の体重移動をする。
体の動きにはこのようなバリエーションがあります。不安や緊張と共に、照れの感情が体の動きを作っているのです。
3.どこまでならアリ?
もちろん、上記のような癖が出たからと言って、即不合格になるわけではありません。
ただ理想としては、体に動きがなく話ができることがベストです(普通会話するとき動くことはないですね)。
みなさんの話を聞いている面接官からすると、常にどこかが動いていると、見ているだけで酔ってしまうかもしれません。「うるさいな」という印象も抱きやすいですし、そのストレスが悪い印象に繋がっていくケースはあり得、面接の成り行きが盛り上がらなくなります。
例えば、話している間ずっとジェスチャーをしているような方がいれば、その方の本当の性格とは別に、「せわしない」という印象を与えやすいです。
ですが、体の動きばかりに気を取られると、肝心な中身がおざなりになり、もったいないです。
上級テクニックとしては、強調したい部分(熱を込めて話せる部分)にジェスチャーが入ると、面接官を引き付けることができるとも言えます。あくまでも、自然な形で行うことが前提です。
内容に影響しない程度に自分を客観視して、動いていたとしても適度な範囲かどうかを意識できる程度に、面接に余裕を持てるといいでしょう。
ビデオを撮って確認すると自分の癖がよくわかります。試してみてください。
☆ ポイント ★