面接試験の流れ
面接試験を受けたことがありますか?
実は、受けたことがないという方が意外と多いです。『大学受験以来面接はしたことありません』という方も。アルバイト採用面接と就活の面接では、緊張度も違いますよね。
面接当日に不安でびくびくしないように、面接がどのような流れで行われるのかを確認しましょう。
1、面接当日の集合
面接開始時間の約30分~1時間前が集合時間となることが多いようです。控室に通され、自分の面接開始時間まで待つことになります。
控室には他の受験生もいます。雰囲気に飲まれないように気を強く持ちましょう。
警視庁の試験など、当日に面接カードの記入をすることになっている場合は、このタイミングで記入することになります。
控室での待ち時間は、面接試験の一環ではありませんから、採点の対象には一般的にはなりません。でも、控室には係の方がいらして、みなさんの行動を見ています。非常識な振舞をしてマイナス印象を与えないように注意しましょう。
筆記試験の際、待ち時間中机に体を倒して寝ていた受験生だけが一次試験で落ちたという情報も耳にしています。気を抜かないようにしたいものです。
2、個別面接の流れ
① 入室
順番が来ると名前を呼ばれ、控室から面接会場へと案内されます。
ノックをして入室します。入室の仕方は、また別のページでご紹介します。
② 面接開始
面接は、たわいもない質問からスタートすることが多いです。例えば、『朝食は食べましたか?』や『迷わないで来ることができましたか?』などです。この質問の趣旨を知らないと、突然このようなことを聞かれてうろたえてしまうかもしれませんね。これは受験生の緊張をほぐすためです。
メインの質問はそのあとから始まります。事前に提出してある書類(履歴書・面接カード・エントリーシートなど)を叩き台にしながら、受験生の返答次第で面接のなりゆきは変わっていきます。なるべく自分のセールスポイントをアピールできるようなことに関して質問してもらえるといいですね。これにはテクニックがあります。これも面接カードのページでご紹介します。
③ 面接でよく聞かれること
Ⅰ 志望動機…数ある自治体の中で、なぜこの自治体を選んだのか、という点は面接官の素朴な疑問でしょう。また、なぜその分
野を仕事にしたいのか、という点も大事です。仕事はたくさんありますから、なぜそれを選ぶのかを説得的に話せると強いで
すね。
Ⅱ 長所・短所…自分のよさが仕事にどう役立つのか、どう貢献できるのか、なぜ向いていると思うのかをアピールしましょう。
短所をそのまま素直に言ってしまうと、マイナスポイントをさらけ出してしまうので逆効果です。短所を長所っぽく伝えるよ
うにすると、短所がマイルドに聞こえますよ。
Ⅲ 学生時代に力を入れたこと…最近のトレンドの質問です。『ガクチカ』と呼ばれることもありますね。面接官がこれを尋ねる
理由は、過去に壁にぶつかって乗り越えることができたのであれば、将来も同じように乗り越えてくれるのではないか、と学
生の人生の経験値を知りたいからです。社会に出て壁にぶつかってすぐに辞めてしまうのであれば、採用をした意味がないか
らです。
④ 退場
面接の締めくくりに、『何か質問はありますか?』と面接官が学生に問いかけてくることがあります。『逆質問』というもので、最近増えてきています。不意打ちで聞かれると、「特にありません」と答えがちです。でも、それはチャンスを捨てているのでもったいないです!面接の最後の瞬間というのは、みなさんと関わる最後の瞬間でもあります。ここでさらによい印象を植え付けて合格をもぎ取りましょう。
質問は、失礼にならないことであればなんでもいいでしょう。逆に趣味を尋ねるのもアリですね。ただ、これも採点対象になっていますから、福利厚生などは聞かない方が無難です。
3、集団面接の流れ
グループ単位で、一列になって入場し、椅子の前まで歩いていきます。
最初の学生から番号を与えられ、面接の間は番号で呼ばれることもあります。
ほとんどの質問は番号順に聞かれていきます。自分の用意しておいた受け答えを先に言われてしまう、という偶然も起こりがちです。そのようなときは、『先ほどの方と同じです』ではダメです。これではアピールを放棄しているのと同じです。少し言葉を換えて、自分なりの言葉で話せるように頑張りましょう。
挙手制のときもあります。準備ができた人から手を挙げて発言するというものです。この場合は、先に手を挙げるのが得策。自分の意見と同じことを先に言われてしまったという残念な偶然を防げますし、多少詰めが甘くても先に手を挙げたという積極性が勝り、印象もよくなります。
他の学生が発言しているときは、どのような態度をとるのがベターでしょう?
緊張のあまり上の空、という方がいらっしゃいますが、印象はよくないです。自分のことしか考えていないのかな?という印象を面接官に与えてしまいます。
心に余裕を持って、発言者の話に耳を傾けましょう。「私は聞いていますよ」という雰囲気を出すようにすると、余裕をアピールできますね。
〔ポイント〕
・面接の流れをイメージして、緊張しないように
・面接でよく聞かれることは、絶対に準備する
・集団面接での余裕の振舞で、イメージアップ
人物評価の位置づけ
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面接カードと質問
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