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一般教養試験 自然科学 「化学」の学習のコツ

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一般教養試験 自然科学 「化学」の学習のコツ

 一般教養試験の自然科学の科目については、文系の方を中心に、苦手と感じている方が多いのではないでしょうか。特に「化学」は「まったくわからない」という方が多いようです。
 理由としては、「覚えることが多い」ことが挙げられます。様々な元素化合物の「和名」を始めとして、様々な元素の「元素記号」「原子番号」「原子量」や、様々な化合物の「化学式」「構造式」、元素や化合物の「化学的特徴」、様々な「化学法則」「公式」などを覚えて理解できていないと、問題を解くことができないと感じるのでしょう。

 一般教養試験の化学の出題数は、概ね1~2問なので、他の科目で十分に得点できる方の場合、「化学は、捨て科目にする」という選択肢もあります。

 ただし、最初から捨ててしまうのも、もったいないことです。
 何か、取り組むきっかけがあれば理解が進んで、意外と得点できるようになる可能性もあります。

 今回は、一般教養試験の「化学」の「学習のコツ」をお伝えします。

 

 1 高校レベルの化学を、すべて理解する必要はない

 どの科目でも当てはまることですが、高校で学ぶことになっている、すべての範囲を理解する必要はありません。出題頻度が高い項目の問題を、解けるようになれば良いのです。

 たとえば化学の場合、「元素記号」「原子番号」「原子量」「化学式」などを覚えて活用できるようにする必要がありますが、「元素周期表」に記載された約100種類の元素について、全部を丸暗記する必要はありません。理由は、一般教養試験の化学の問題で取り扱う元素は、限られているからです。

 まずは、よく出てくる元素について、和名元素記号原子番号原子量を覚えましょう。
 水素(H・原子番号1・原子量1)、窒素(N・原子番号7・原子量14)、酸素(O・原子番号8・原子量16)、炭素(C・原子番号6・原子量12)、塩素(Cl・原子番号17・原子量35.5)の五つです。
 
 これ以外の、原子番号1~20の元素は、和名・元素記号・原子番号だけ覚えておけば大丈夫です。
 「H、He、Li、Be、B、C、N、O、F、Ne、Na、Mg、Al、Si、P、S、Cl、Ar、K、Ca」について、ローマ字の様に「当て読み」します。最初の「H」は「水素」なので「すい」と読んで、続きをローマ字の様に読んで、「すいへーりーべ、ぼくのふね、なもあるしっぷす、くらーくか」と、高校時代の化学の初歩で覚えさせられます。これを利用して、原子番号1~20の元素の並び順を覚えてしまいましょう。

 他には、金属元素として別途覚えておいた方が良いものとして、ナトリウム(Na・原子番号11・原子量23)、マグネシウム(Mg・原子番号12)、アルミニウム(Al・原子番号13)、カリウム(K・原子番号19)、カルシウム(Ca・原子番号20)、(Fe)、(Cu)、亜鉛(Zn)、(Pb)、(Ag)などがあります。

 これだけ理解できていれば、化学の問題に登場する元素の90%程度は網羅できます。
 並行して、これらの元素による「化合物」や「化合物の化学的な特徴」も覚えていきましょう。

 あとは、出題頻度が高い「化学の項目」、「化学の法則公式」をすれば、化学の問題で得点できるようになります。

 出題頻度が高い項目に絞れば、覚えることはそれほど多くありません。

 

 2 化学の頻出項目

 一般教養試験の、化学の頻出項目は、次の通りです。

(1)原子の構造
(2)主要な元素の性質
(3)化学反応式と物質量
(4)酸・塩基・中和
(5)酸化・還元
(6)化学平衡
(7)気体の性質

 このほかに、「東京消防庁消防官 採用試験」では、(8)「有機化学」が出題されます。
(「有機化学」は、「東京消防庁消防官 採用試験」以外では、出題頻度が低くなります)

(1)原子の構造
 「陽子中性子電子」など原子を構成する粒子の名称・特徴、「イオン」の種類・特徴、「物質の結合」の種類・特徴を理解しておきましょう。

(2)主要な元素の性質
 「元素周期表」の見方、「族元素」の特徴、「主要な元素」の特徴などを理解しておきましょう。

(3)化学反応式と物質量
 「燃焼の化学反応」の計算問題などが出題されます。解法を理解しておきましょう。

(4)酸・塩基・中和
 中和計算問題が出題されます。解法を理解しておきましょう。
 主要な「」(酸性の化合物)、「塩基」(アルカリ性の化合物)の名称・化学式も覚えておきましょう。

(5)酸化・還元
 「電池」「電気分解」の化学反応などについて出題されます。解法を理解しておきましょう。
 「酸化」の概念、「還元」の概念を理解し、「金属のイオン化傾向」を覚えておきましょう。

(6)化学平衡
 「化学平衡」の概念を理解し、どのような条件で、化学反応がどのように進むかを理解しておきましょう。

(7)気体の性質
 主要な気体種類特徴などについて出題されますので、覚えておきましょう。
 計算問題も出題されます。「ボイル・シャルルの法則、公式」「気体の状態方程式」を理解して、計算できるようにしておきましょう。

(8)有機化学 (東京消防庁 消防官のみ、出題頻度が高い)
 様々な有機化合物の名称・化学式・構造式・特徴・生成するための化学反応などについて出題されます。
 出題頻度が高い有機化合物名称化学式構造式特徴製造法などを覚えましょう。

 

 3 化学の学習の取り組み方

 基本としては、「出題頻度が高い項目」を取り組めばよいですが、それらすべてを一度に取り組むことは、お勧めしません。内容を絞り込んでいるとはいえ、一度にすべてを覚えるのは困難だからです。

 まずは、「化学参考書」を入手しましょう。「化学基礎」だけでなく、「高校化学全般について記載されている参考書を入手しましょう。写真が多く、大きく理解しやすいものを選びましょう。
 その上で、出題頻度が高い項目について、参考書の内容を見ながら、過去問を解いていきましょう。

 全部の項目を一度に取り組むのではなく、「取り組みやすい項目」から始めて、一つ一つの項目の問題がある程度解けるようになったら、次の項目を取り組みましょう。このように進めると、得意な項目の問題について、確実に得点できるようになります。

 まずは、「暗記系」の問題を解いてみましょう。
 過去問を数多く取り組むことで、何を覚えればよいかが見えてきます。

 「暗記系」の問題が解けるようになったら、「計算系」の問題を取り組みましょう。
 参考書に記載されている解法を、実際の公務員試験の過去問に当てはめてみましょう。数多く取り組むと、どのような法則・定理・公式を使えばよいかが見えてきます。

 取り組む項目の順番は、「原子の構造」から始めて、「主要な元素の性質」を取り組みましょう。
 この二つのの項目についてしっかりと理解でき、過去問をスラスラ解けるようになったら、他の項目について、取り組みやすいもの、理解しやすいものを選んで取り組んでいきましょう。

 化学は、一朝一夕には理解できません。高校で履修する場合も、「無機化学」で1年、「有機化学」で1年、合計2年間学びます。

 ですから、すべてを一度に取り組むのではなく、基本的な項目から始めて、必要な知識を覚えて、必要な計算ができるように、一歩ずつ進めていきましょう。
 
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