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一般教養試験 自然科学 「生物」の学習のコツ

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一般教養試験 自然科学 「生物」の学習のコツ

 一般教養試験自然科学の科目の中で、「生物」は比較的取り組みやすい科目です。
 出題範囲がある程度絞り込まれているため、人文科学の「日本史」や「世界史」よりも「覚えること」ことは少ないです。また、「細胞」「呼吸」「免疫」など、自分自身の体に関係する身近な内容から出題されることが多いため、自分自身の体調管理と関連付けることで、より理解しやすくなる科目です。
 また、「数学」「物理」「化学」と異なり、「計算問題」はほとんど出題されません。「暗記系」の学習で対応できます。しかも、覚えることが比較的少なくて済む科目です。

 一般教養試験の生物出題数は、概ね1~2問です。少しの努力で1~2点獲得できる可能性が高い科目なので、高校時代に「生物」を履修していない方も、取り組むことをお勧めします。

 今回は、一般教養試験の「生物」の「学習のコツ」をお伝えします。

 1 生物の頻出項目

 一般教養試験の、生物の頻出項目は、次の通りです。

(1)細胞小器官の名称とはたらき
(2)酵素のはたらき
(3)光合成
(4)呼吸
(5)血液の成分とはたらき
(6)肝臓・腎臓のはたらき
(7)免疫のはたらき
(8)血糖値を調節するホルモン
(9)脳の部位とはたらき
(10)遺伝

 「10個も項目があって、大変そう」と思われるかもしれませんが、一つ一つの項目ごとの覚える量は、それほど多くありません。また(10)遺伝は、余裕があれば取り組んでおけばよい項目です。
 高校時代に生物を履修していない方は、上記の(1)~(9)を集中して取り組みましょう。

 なお、「生物」を学ぶ際に、「化学」の基本的な知識があると、より理解しやすくなります。余裕があれば、「化学」も並行して取り組むとよいでしょう。
 


(1)細胞小器官の名称とはたらき
 細胞を構成する「部品」の名称とはたらきを覚えましょう。覚える個数は11個です。
 「」、「ミトコンドリア」、「リボソーム」、「葉緑体」の4つは、特に重要な働きを担っているため、出題頻度が高いです。
 他に、「小胞体」、「ゴルジ体」、「中心体」、「液胞」、「細胞質基質」「細胞膜」、「細胞壁」について、名称とはたらきを覚えましょう。
 覚えるコツとしては、「動物細胞植物細胞両方含まれるもの」、「動物細胞だけ含まれるもの」、「植物細胞だけ含まれるもの」のように、分類して覚えるとよいでしょう。

(2)酵素の働き
 「酵素」の特徴と、体内化学反応で果たす役割を理解しましょう。

(3)光合成
 「光合成」の特徴と、化学反応流れを理解しましょう。また、「光合成のグラフ」の見方を理解しましょう。

(4)呼吸
 「呼吸」の種類特徴化学反応流れを理解しましょう。「呼吸」の化学反応のそれそれの過程で、「ATP」(生命活動のエネルギー)がどのくらい生産されるかを理解しましょう。

(5)血液の成分とはたらき
 血液の有形成分である「赤血球」、「白血球」、「血小板」の3点と、液体成分である「血しょう」のはたらきを覚えましょう。

(6)肝臓・腎臓のはたらき
 「肝臓」は特に出題頻度が高く、覚えることが少なくて済む項目です。「肝臓」の主なはたらきを覚えましょう。関連して「腎臓」のはたらきと、「尿」の生成排出まで流れを理解しましょう。

(7)免疫のはたらき
 「免疫」のいくつかの用語の意味を覚えて、病気を治すはたらきを理解しましょう。

(8)血糖値を調節するホルモン
 「インスリン」、「グルカゴン」、「アドレナリン」の3点について、名称、はたらき、分泌される臓器および部位を覚えましょう。

(9)脳の部位とはたらき
 「大脳」、「間脳」、「中脳」、「小脳」、「延髄」について、名称とはたらきを覚えましょう。

(10)遺伝
 「遺伝子」の構造、4種類の塩基の名称(アデニン、チミン、グアニン、シトシン)を覚えましょう。「メンデルの法則」(優勢の法則、分離の法則、独立の法則)の特徴を覚えましょう。遺伝の種類により、ある形質の出現の比率がどのような数値になるか、導けるようにしましょう。


 

 2 生物の学習の取り組み方

 基本としては、「出題頻度が高い項目」をしっかりと取り組みましょう。ある項目について理解できたら、別の項目を取り組むような形で進めましょう。生物の各項目は、互いに密接な関係があります。一つ一つの項目をしっかりと理解することが、他の項目の理解につながります。

 まずは、「生物参考書」を入手しましょう。「生物基礎」だけでなく、「高校生物全般について記載されている参考書を入手しましょう。写真が多く、大きく理解しやすいものを選びましょう。
 その上で、出題頻度が高い項目について、参考書の内容を見ながら、過去問を解いていきましょう。

 「取り組みやすい項目」から始めて、一つ一つの項目の問題がある程度解けるようになったら、次の項目を取り組みましょう。このように進めると、得意な項目の問題について、確実に得点できるようになります。

 取り組む項目の順番は、「細胞小器官の名称とはたらき」から始めて、あとは、取り組みやすい項目を適宜選んで学んでいきましょう。

 なお、「生物」では、「植物生理」や「生態系」に関する問題も出題されることがあります。この二つの分野は、前述の10個の項目をすべて理解できた上で、余裕があれば取り組んでおくとよいでしょう。
 
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