
公務員試験では最新の時事対策が欠かせません。時事は全くの独学で時事対策をすることは不可能ではありませんが、あまり効率的とは言えません。独学するにしても市販書籍等を参考にして対策するのが効果的です。
ここでは時事対策として参考になる書籍をいくつか挙げていきます。
1.市販時事対策本の位置づけ
公務員試験における時事対策の資料としては、理想的には普段から新聞のチェックをしておくことです。時事対策本としてまとめられているものは、1次試験の5ヶ月くらい前になると出版されますが、やはりまとめられている情報と、リアルタイムで報じられている情報では量が異なります。普段からマメに時事情報に接していると、身につく量と質が異なってきます。ですので、可能なら新聞を毎日読んでチェックすることが理想的だと言えるでしょう。
ただし、実際には新聞を毎日読んで、重要な情報をチェックし続けることは、なかなか難しいと思います。また、知識の再確認の意味でも、時事対策本を購入することは意味があるでしょう。
2.お勧めの市販時事対策本
公務員試験における時事対策として適している市販書籍は以下のものが挙げられます。
(1)公務員試験 速攻の時事(実務教育出版)
コメント:公務員試験全般の時事問題対策として定番とされる一冊です。公務員試験の受験生の多くが使う本だと言って良いでしょう。ただし、対象とする試験種が極めて幅広いため、全部勉強しようとすると負担が大きくなる傾向があります。
(2)公務員試験 速攻の時事 実戦トレーニング編(実務教育出版)
コメント:上記の「速攻の時事」の問題集版です。これも公務員試験受験生には定番です。二冊をセットで勉強すると効果的でしょう。
(3)公務員試験 時事問題 総まとめ&総チェック(TAC出版)
コメント:本書はレイアウトが見やすく作られていて、読みやすい問題集だといえます。また、赤チェックシートを使って重要用語の暗記に使いやすいのも長所です。
(3)東京都・特別区のパーフェクト時事(コンテンツ)
コメント:東京都・特別区の時事対策に特化した書籍です。特化していることもあり、東京都・特別区の出題傾向を細かく研究して作成されており、(年度にもよりますが)高い的中率を誇っています。東京都・特別区を受験される方はこの本が最適と言えるでしょう。
(4)日経キーワード(日経HR)
コメント:本書は公務員試験向けというわけではありませんが、充分公務員試験の時事対策として効果的です。出版される時期が他の公務員試験対策本が1~2月くらいに出版されるのに対して、前年12月くらいに出版されるので、早めに勉強したい場合には有効でしょう。また、新聞社の書籍ということもあり、文章がとても読みやすく理解しやすいのも長所です。短所としては試験に出題されるという観点で作られた書籍ではないので、問題形式の対策としては物足りないところです。この1冊だけで勉強するよりも、辞書的な副読本として使うと効果的でしょう。
3.どの時事対策本で勉強すべきか
本的には、自分に合った本を使って勉強するのが最善だといえるでしょう。ただし、可能なら2つほど出版社が異なる本を購入するとより効果的です。1つだけだと、説明のポイントが一部だけだったり、わかりづらかったりすることがありえるからです。1冊だけを徹底して覚えるというよりも、2冊ほど異なる出版社の本を使って、重要な用語によっては照らし合わせながら勉強すると、より効果的に学ぶことができるでしょう。
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