
公務員試験では、ほとんどの試験において時事問題が出題されます(一部の自治体で採用しているSPI3では出題されません)。したがって、公務員試験を受験する場合、いずれの試験でも時事問題は出題されるだけに、対策が必要といえます。
ここでは、公務員試験における時事問題の出題傾向について見ていきましょう。1.公務員試験で出題されやすい時事問題
・国際政治…各国の情勢、国際会議など
・国内政治…選挙結果、選挙制度改革、内閣の特徴など
・経済財政…貿易協定、金融政策など
・厚生関係…年金制度、健康保険、医療など
・労働関係…労働統計、女性の雇用など
・科学技術…宇宙開発、医療技術、情報など
・環境問題…温暖化対策、自然保護など
・法律関係…最高裁判例、新法、改正法など
・文化教育問題…学校教育、世界遺産など
また、公務員試験の場合、単に新聞やニュースで報道される内容だけでなく、各省庁が刊行している白書のデータや政策が出題されることが多いので、これらのチェックも必要になります。特に国家公務員試験、地方上級試験の場合は白書の内容が出題されることが定番なので押さえておきましょう。
2.各試験における時事問題の出題数
大卒程度の試験における時事問題の出題数は以下の通りです。
・国家公務員試験……各試験種とも3題程度
・東京都Ⅰ類…5題程度
・特別区Ⅰ類…5題程度
・地方上級…5題程度
・市役所…3題程度
3~5題程度出題されますが、特に出題数が多い、東京都、特別区については、時事問題の対策は必須だといえるでしょう。3.時事問題の注意点
公務員試験における時事問題の対策としては、まず大きな出来事があったら、必ずチェックしておきましょう。例えば注目される政策、選挙、国際会議などがあると、それらはよく出題されます。
また、ノーベル賞、世界遺産などでも、日本が関係した場合にはよく出題されます。日本が関係するものは注意しておきましょう。
>> 〔公務員Web講座のご案内〕 →こちらから
独学の方のための「Web講座」を実施しています。1科目から選択可能です。
効率良い学習で、合格を勝ち取りましょう。