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新教養試験

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新教養試験

公務員試験はこれまで定番だった試験形式から、近年はその形式が変化しつつあります。試験形式の変更に伴い、その対策も変える必要があるでしょう。その傾向と対策について見ていきましょう。

1.公務員試験の新傾向① 新教養試験の登場

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市役所の公務員採用試験は、一般知能分野が20題、一般知識分野が20題、合わせて40題といった構成が一般的でした。しかし、平成30年度(2018年度)から新しい形式の教養試験が登場しました。これが新教養試験です。

新教養試験は以下の3タイプから構成されていて、自治体によって使っているタイプは異なります。

  • Standard
  • Logical
  • Light


 

2.新教養試験①Standard

まず、①Standardですが、これは従来の教養試験とかなり近いタイプの試験です(120分40題出題)。これまでの教養試験と異なるのは、時事をより重視するようになり、社会的に幅広い分野の題材を出題するようになっています。一方で、古文、哲学、文学・芸術、漢字、ことわざについての出題は無くなりました。

3.新教養試験②Logical

次に、②Logicalですが、これは知識よりも論理的思考力等の知能を重視する試験です(120分40題出題)。これまでの教養試験が、知能分野20題と知識分野20題の合計40題が一般的だったものから変わって、Logicalでは知能分野27題と知識分野13題の合計40題の構成となっています。つまり、知能分野の出題数が7題増えて、知識分野の出題数が7題減っています。

知能分野では文章理解、判断推理、数的推理、資料解釈の出題がそれぞれ増加しています。知識分野は自然科学と、古文、哲学、文学、芸術、漢字、ことわざの出題が無くなっています。一方で時事を重視して、社会的に幅広い分野の題材が出題されるようになりました。

 

4.新教養試験③Light

そして、③Lightですが、これはStandard、Logicalと比べてかなり違うタイプの試験です。具体的には解答時間は75分、60題出題、四肢択一式になっています。問題のレベルも、Standard、Logicalよりも易しくなっています。

出題分野は三分野から構成されていて、「社会への関心と理解」が24題、「言語的な能力」が18題、「論理的な思考力」が18題となっています。

このLightの目的は民間企業志望者にも、公務員試験向けの勉強を特別にする必要なく、受験しやすくするために設けられたものです。それもあって、既存の公務員試験よりも、民間企業向けの採用試験である、SPIなどに近いタイプの試験だと言えるでしょう。

5.新教養試験の見分け方

これらの新教養試験ですが、各市町村の募集要項には「Standardを実施します」「Lightが実施です」とは書かれていません。ではどこで判断するのか、以下のポイントで見分けがつけられます。

ます、出題数と解答時間に注目しましょう。StandardとLogicalは40題120分ですが、Lightは60題75分です。ここでLightは区別がつくでしょう。

次に、出題分野に注目します。採用試験の募集要項には、出題数と解答時間以外にも、出題分野が書かれています。StandardとLogicalは出題数と解答時間が同じですが、出題分野が異なります。ポイントはStandardには自然科学が出題されますが、Logicalには自然科学が出題されません。ですので、自然科学が出題されるか否かで両者の区別がつきます。

市町村を受験する際には、上記の見分け方で、どのタイプの試験なのかチェックして、準備しておくと良いでしょう。

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