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差がつく科目について

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差がつく科目について

公務員試験では、幅広い科目が出題されます。しかし、いずれの科目もまんべんなく、端から順に勉強していくというのは、あまり効率的・効果的な勉強方法とは言えません。特に、ある得意科目に偏って勉強してしまうと、一次試験を通過するだけの得点が出来なくなる危険があります。公務員試験の教養試験では、科目の特性によって、濃淡をつけた対策と勉強が必要になります。ここではその特徴について見ていきます。

1.公務員試験における教養科目

公務員試験における教養科目は、大別すると一般知能分野(文章理解、判断推理、空間把握、数的推理、資料解釈)、一般知識分野(社会科学、人文科学、自然科学)に分けられます。

各科目の出題数を見ていくと以下の通りです。

教養試験 出題分野 科目 国家一般職
(大卒)
地方上級
(全国型)
東京都
(Ⅰ類B)
特別区
(Ⅰ類)
一般知能分野 判断推理 8 8 7 10
数的推理 5 8 5 5
資料解釈 3 1 4 4
文章理解 11 8 8 9
一般知識分野 社会科学 3 7 3 4
時事・社会 3 5 5 4
人文科学 4 6 4 4
自然科学 3 7 4 8
合計 40 50 40 40/48

教養試験 出題分野 科目 市役所
(C日程 上級)
警察官
(道府県警)
警視庁
(警察官Ⅰ類)
東京消防庁
(消防官Ⅰ類)
一般知能分野 判断推理 8 9 11 6
数的推理 4 5 4 4
資料解釈 2 2 2 5
文章理解 6 9 8 8
一般知識分野 社会科学 4 7 6 4
時事・社会 5 2 3 3
人文科学 5 9 12 5
自然科学 6 7 4 10
合計 40 50 50 45

なお、上記の問題数のうち、判断推理には空間把握が含まれます。公務員試験の教養試験では、概ね6割程度得点できれば、1次試験は通過できることがほとんどです(倍率が極端に高い試験や平均点が高くなるような簡単な試験を除く)。つまり、40問出題される試験なら、24問以上得点できれば良いでしょう。

そう考えたときに、出題数が多い科目が重要になることがわかると思います。出題数が多い科目で得点できなければ、6割程度得点することが難しくなるからです。

2.重要な教養科目とは

教養試験で出題される科目のうち、差がつきやすい重要な科目は一般知能分野の判断推理、数的推理です。これらの科目は出題数が多く、解けるようになるには時間がかかるためです。一般知識分野の各科目は暗記が中心になるため、短期間でそれなりに得点できるようになることも不可能ではありません。しかし、一般知能分野についてのそれは極めて困難です。一般知能分野の問題は、繰り返し解くことで、解法パターンに慣れていく必要があります。公務員試験では、似たような問題が出題されるので、「こういう種類の問題は、こういう解法で解く」という解き方を身につけてしまえば、得点しやすくなります。1回だけ解いて、解けるようになるかというと、こういった問題にあらかじめ慣れている人はともかく、多くの人は難しいことがほとんどです。

そして、一般知能分野のうち、ある程度の得手不得手はあるにせよ、判断推理、数的推理は繰り返し解けば、解法パターンが身について比較的得点できるようになる科目です。ですので、これらの科目を繰り返し解けば、6割程度得点するための得点源にしていくことができるでしょう。

3.対策の優先順位について

上記のように、教養試験において重要な科目は、判断推理、数的推理だといえます。これらの科目は早め早めに対策を始めて、勉強する必要があります。社会科学、人文科学、自然科学などの一般知識分野は暗記が中心になるので、短期間にマスターすることも不可能ではありませんが、一般知能分野ではそれは難しいことがほとんどです。

したがって、公務員試験対策をするなら、一般知能分野は早めに勉強を始めた方がいいでしょう。特に、判断推理、数的推理は出題数が多く、繰り返し解くことで解法パターンが身につけば得点しやすいので、これらの科目を優先して早い段階から勉強すべきでしょう。もちろん可能なら、一般知能分野の他の科目、空間把握、文章理解、資料解釈なども早めに勉強したいところです。

一般知識分野を直前期まで先延ばしにすることはあまり良くありませんが、優先順位としてはマスターするのに時間がかかる一般知能分野(特に判断推理、数的推理)が上だといえます。公務員試験対策の勉強を進めていく過程で、徐々に一般知識分野の勉強も組み込んでいくと良いでしょう。


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