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公務員栄養士に合格するためには

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公務員栄養士に合格するためには

公務員としての栄養士は都道府県・市町村で募集されます。採用人数や業務内容、配属先については、それぞれの自治体の方針によります。ですので、自治体によってはかなり異なるため、受験先の自治体の方針や募集について調べておく必要があるでしょう。

1.公務員栄養士について

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公務員としての栄養士の採用は大別すると栄養士と管理栄養士の二種類に大別されます。

栄養士は中級(短大卒程度)で採用される自治体が多いです。採用されると、小中学校、高校など公立学校での学校栄養士や、公立病院や保健所などでの栄養士としての業務に携わります。

管理栄養士は上級(大卒程度)で採用される自治体がほとんどです。採用されると、公立病院や保健所などでの管理栄養士として配属される自治体が多いですが、公立学校の学校栄養士として配属される自治体もあります。

待遇面で栄養士と管理栄養士を比較すると、初任給については管理栄養士の方が上に設定されている自治体がほとんどです。これは、栄養士が短大卒程度であるのに対して、管理栄養士は大卒程度になっているためです。

一方で採用人数についてみると、栄養士を募集する自治体の方が多く、管理栄養士として募集する自治体はかなり少なくなっています。管理栄養士を志望する場合は、受験希望の自治体で管理栄養士の募集があるかどうかを事前に確認しておくと良いでしょう。栄養士を募集する自治体が多いのは、学校栄養士のポストが多いという理由が挙げられます。

試験日について見てみると、栄養士は中級(短大卒程度)、管理栄養士は上級(大卒程度)なので、一次試験の日程が異なることが多いです。自治体にもよりますが、中級(短大卒程度)は9月に一次試験が行われることが多く、上級(大卒程度)は6月に一次試験が行われることが多いです。同じ自治体で栄養士と管理栄養士を平行して採用することがあまりありませんが、異なる自治体で栄養士の試験と管理栄養士の試験を受験するということは可能なことが多いです。管理栄養士での応募を考えている方は、リスクを分散するためにも、栄養士との併願を考えておくと、より安全でしょう。

2.面接試験・志望動機と自己PR

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他の試験種と同様に、公務員栄養士・管理栄養士を受験する場合も面接試験が重要になります。面接試験では志望動機と自己PRはほとんどの自治体で質問されます。ここを説得力にあるものにしておくと、評価してもらえる可能性が高まるでしょう。

志望動機を考える際に、「○○市が素晴らしくて」といった抽象的な理由を挙げる人がいます。しかし、抽象的な理由では面接官に対して説得力を持つことは難しいです。抽象的ではなく、具体的で説得力のある志望動機にするためにはどうしたら良いでしょうか。これは、志望先の自治体ならではの理由を考えることです「なぜそこを受けるのか」「そこで何をしたいのか」が重要です。それぞれの自治体における特徴などを調べて、自分がなぜそれをやりたいのかを明確に述べると説得力が増すでしょう。

例えば、学校栄養士を志望している場合は、その自治体における学校給食の特徴などを調べて、自分の関心のあることと関連づけて志望動機を述べると効果的で説得力のある内容にすることができます。

また、可能なら受験先の自治体において栄養士関係の業務や施設を見学する機会や、説明会などに参加することができれば、より詳しく知ることができます。面接の際に、現場を見た経験があれば、志望動機にも説得力が出てきますし、採用する際に問題無く現場で働くことができると評価してくれる可能性が高まります。

そして自己PRですが、これは自己分析を通じて明確にしていきます。自分の長所がわからない場合、最初のうちはとにかく思いつくところを書き出していくと良いでしょう。それでもなかなか書くことができない場合には、家族や友人に質問してみると客観的な評価が集まってきます。

こうして書き出した自分の長所のうち、栄養士の業務に役立ちそうなものを取捨選択して、絞っていきます。例えば「みんなをまとめることができる」という長所なら、学校栄養士として調理員をとりまとめていける能力のある人だと評価される可能性が高いといえます。そういった長所を自己PRとして挙げる場合は、できるだけ根拠についても準備しておきましょう。例えば「人からそう言われることが多い」「アルバイトで上司からそう評価された」という具体的な根拠があると、より説得力が増してきます。

 

3.面接試験・その他の質問

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次に面接試験で質問される志望動機・自己PR以外のものについて見ていきましょう。

面接では「なぜ公務員を志望するのか」という質問もよくあります。こう問われた時に、自分のメリットを多く述べたくなるかもしれません。たとえば安定して長く勤められる、研修が多いなど、そういったメリットがあって公務員を志望するのは、ある意味自然です。しかし、それ以上に公務員に求められるのは、「市民に如何にして奉仕するか」という視点です。公務員である以上、市民に奉仕することが求められるだけに、面接ではその視点が必要になるからです。そこを意識した返答を準備しましょう。

希望する配属先についての質問もよくあります。希望する部署があれば、それは明確に言って良いでしょう。例えば学校栄養士への配属を希望するのなら、そう言っても構わないでしょう。ただし、学校以外にも病院や保健所などへ配置される場合もあり得ます。それらの施設への配属を希望する場合も、そうでない場合も、そういったところに配属された場合はどうするか、という質問がされることは少なくありません。そういった場合でも、それらの配属された場所で頑張っていく、という方向で返答をまとめた方が良いでしょう。公務員は必ず異動があるため、希望する部署に必ず配置されるとは限らないからです。

また、地元以外の自治体を受験した場合、「地元は受験しないのか」という質問は、定番です。これは地元を受けていない場合と、地元との併願という場合が考えられます。地元を受験していない場合は、受験していない理由を明確に述べる必要があるでしょう。また、地元との併願の場合は、第一志望を質問される可能性が高いので、その場合はなるべく受験先の自治体を第一志望としていることを述べましょう。

また、学校栄養士を志望する場合、リーダーシップが問われることが多いです。「人に指示を出すことができますか」「自分より年上の人と一緒に仕事をしたことがありますか」と質問されることもあります。これは、学校栄養士の場合、学校に配置されて、自分より年上の調理員の人たちに指示を出す必要があるからです。部活動やサークル、アルバイトなどで、そういったリーダーシップを発揮した経験があれば、そこをアピールすると効果的でしょう。


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