試験形式の見分け方
教養試験の難易度は試験形式によって異なります。特に、市役所の試験では公務員試験対策を必要としない形式の試験が行われることが多くなりました。SPIとはっきり表示されていれば良いですが、曖昧な記述の募集要項があり、どんな対策をすれば良いか迷います。そこで、今回はどんな試験を実施しているのかの判明する基準をお知らせします。
1.通常の公務員試験、SPI、SCOAの出題範囲の違い
SPIの「非言語分野」は基本的に計算能力を試すテストです。
ココではSPI独特の項目、公務員独特の項目、SPIと公務員の共通の項目に分類しました。
色つきはSCOAで出題される科目です。このように見ていくとSCOAは公務員試験を簡単にしたものだということがわかると思います。
SPI | SPI、公務員試験共通 | 公試験試験 |
分割払い | 確率 | 虫食い算 |
代金の精算 | 損益算 | 数列・規則性 |
モノの流れと比率 | 仕事算 | 軌跡 |
ブラックボックス | 速度算 | 平面図形 |
グラフと領域 | 比・割合 | 立体図形 |
集合 | 最短経路 | |
推論 | 整数 |
※色つき部分はSCOAで出題されるテーマです。
2.募集要項から形式を判断する
募集要項にかかれいる情報からどのタイプかを知ることができます。
目安として見てください。
〔試験時間と問題数〕
60分100問 SCOA
70分70問 SPIペーパーテスト
75分60問 公務員試験(Lightタイプ)
90分75問 社会人基礎試験
90分40問 公務員試験(standardタイプ)
120分50問 公務員試験(県職などの公務員試験)
〔試験名〕
事務能力試験 SCOA
教養試験・基礎能力試験 通常の公務員試験
総合能力試験 SPI
(SPIとはっきり書いてある場合もあります)
3.過去問をチェックする
自治いたのホームページでは過年度の試験結果とともに、出題例として過去問を数問のせているところがあります。
ここで、知識分野(社会、人文、自然)の問題文が1行で、選択肢も1行になっているものはSCOAです。公務員試験は選択肢が2行から3行はあります。
SPIの場合は5択だけでなく、8択などがあります。
過去問を見てレベルが簡単であれば、SPIやSCOAを利用していると考えて良いでしょう。
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